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>2010年8月29日(日)に小学校時代の旧友と「イタリアオペラへの音楽の旅」を聴いてきた。

>群馬交響楽団(群響)の演奏である。

>我々の小学校時代は、映画「ここに泉あり」のモデルとなった群響が小学校まで出張してくれた。

>「これが第一バイオリン」「これがバイオリンのお兄さんのヴィオラ」…などと、楽器の説明からはじまって、一つ一つの楽器の音を聴かせてくれ、オーケストラの全音までの細かな説明をしてくれた。

>子供の時の教育は、身に付くものである。

>モーツアルトとベートーベンの和音の魅惑。ショパンの抒情の陰に潜まれた高度なテクニックなど、聞く耳を育てられたことを今更感謝している。

>私は、演奏の方はせっかくの母の形見のピアノも継続するに至らず、情けない限りだが、良い音楽は心の栄養と思っている。

>今回の指揮者は「レオナルド・カタラノット(イタリア ベッリーニ歌劇場音楽副監督)」

>曲目は、ビゼー作曲「カルメン」第1組曲。ロッシーニ作曲「セビリアの理髪師」序曲他

>近来にない猛暑の中を懐かしい曲に包まれた二時間であった。


※街角を曲がれば異界 ミラノの大聖堂 うすべにの尖塔の天突き刺している
by blue-lulubul | 2010-08-31 14:11
※立ちつくす母の姿がバックミラーに小さくなりゆく桜の中に


>実家より遠い土地に嫁いだ私が、里帰りしてまた帰る時、母は私を見送るために痛むリュウマチの足を引きずっていつも外まで出てくれた…。

>私には、それが辛かった。

>何かをしながら、それとなく別れればまたすぐ逢える…。そんな別れが理想だった。

>私が、帰るとは言わずに慌ただしく帰ってしまうので、いつも母は不服で、「嵐のお嬢さん」などと文句を言った。

>私は、バックミラーに母の姿を(大好きな母の…)写らなくなるまで見ながら、いつも泣いた。なぜ涙が出るのか分からなかった。

>もう、そんなことは二度と無い。

>七年前に母は他界して、この歌が残った。
by blue-lulubul | 2010-08-28 14:04

嫁いでも…

連日の猛暑。

一番暑い部屋(二階の東と南から1日中日の当たる部屋を寝室にしてある)のクーラーが、また壊れてしまった。

ついに買い換えることにして、午前中電気屋に行って来た。

今年はほとんど売り切れていて、在庫の中から選んだ。明日には取り付けに来てくれるという。

速~い!日本は便利だなあ~。


※縫い物を離れるたびに針数える嫁しても老いても仕立て屋の娘


この習慣は、私にとってとても良い事でした。

そそっかしい私が慎重になるきっかけを与えてもらえたのですから…。
by blue-lulubul | 2010-08-27 15:52

針を見出す

 ※「清水の音羽の滝は尽きるとも…」三度唱えて針見いだせり

 
>紳士服の仕立てをなりわいとしていた我が家は、針の取り扱いには細心の注意を払っていた。

>仕事場以外で、母や私が針を使うときにも厳しかった。

>それでも、糸から外れて、針はときどき行方知れずになった。

>そんなとき母に教わった呪文(?)を唱えると100%とと言ってよいほど針は見つかった。

>「清水の音羽の滝は尽きるとも失き針の出(い)でぬことなし」とゆっくりと三度唱えるのだ。

>多分心を落ち着かせるためだろう…。
by blue-lulubul | 2010-08-26 09:01

仕立て屋の目打ち

 ※羅紗地いく年貫きたるか仕立て屋の父の目打ちの先の丸くあり


>仕立て屋の目打ちは裁縫用具の一つで、布に穴をあけたり、刺繍の糸をさばいたり、撚りや縺れを直したり、細かいところを折りたたんだり、重ねた布地を抑えたり、沢山の使い道があります。

>思えば父は、目打ちの先が丸くなるほど使いこんで、私や家族の命を育んでくれたのだなあ~と感無量です。

>羅紗とは、ポルトガル語の(raxa)ラシャから来た言葉で、羊毛で地の厚くて緻密な毛織物のことです。

>今のように流通が発達していない時代は、仕入れが大変だったようです。

>でも、子供だったので自分のことで精一杯でした。

>まあ、いまでも自分の生活で精いっぱいですが…ネ。(*^。^*)
by blue-lulubul | 2010-08-25 08:41

ボロ傘

 ※雨宿りの人に新品を貸しわれにボロ傘で我慢せよと父は

 

>むかし…

>傘がまだ高価(?)だった子供の頃

>紳士服の仕立て屋の店を開いていた我が家の軒下に

>夕立があると、人が良く雨宿りをしていた。

>父は、「この次この前をお通りになる時お返しくだされば結構ですから。」と言っては、傘を貸していた。

>そして、

>いつも、今家にある傘の中から一番良い傘を貸すのだ。

>ある日、私は新しい傘を母から買ってもらった。

>家計の苦しいのを良く知っていたので、本当にうれしかった。

>そんな幾日が過ぎたころ父はまた、雨宿りをしている人に傘を貸すというので、古い傘を差し出したら、一番新しい傘をよこしなさいという。

>私は黙って差し出した。

>そして…。

>その傘も含めて貸した傘が戻ってくることは一度もなかった。

>父は、いつも他人様に良い人。

>その陰で、母と娘の私が我慢しているなんて考えたこともなかった。 
by blue-lulubul | 2010-08-23 10:37

転ぶ

※自転車の荷台を支えてくれている父が居ないと気付き転びぬ


>初めて自転車を買ってもらった子供の頃。

>まだ乗れないのに自転車屋さんから家まで転がしてくるのがとても大変だった。

>そして…、

>夕方になると毎日、近所の中学校の庭で父が荷台のところを抑えてくれて自転車に乗る練習をした。

>ある日、なんとなくコツを覚えた感じがしてすいすいと気持ちよく自転車を漕いだ。

>「ねえ。お父さん!上手く乗れているでしょう?」

>大きな声で話しかけたが返事がない。

>カーブを曲がると、遥か運動場の端に父がこちらを見ていた。

>私は…。急に不安になって転んでしまった。

>それから、しばらくは不安でなかなか一人で乗れなかった。

>自転車に乗せてくれていたのは、父への依存心であった。
by blue-lulubul | 2010-08-20 15:15

北斗の柄杓

  ※黙(もだ)しいて老母(はは)と見ている秋の夜の北斗の柄杓ときを零(こぼ)せる


>見渡せる広い夜空に北斗星が意外に大きいのに驚いたことがあった。

>北斗七星が斜め下を向いて、丁度汲みあげた水を零しているような形も見たことがあった。

>ああ…。汲みあげたのは時と言う遥かなもの…。

>零しているのもまた… 遥かな時、時、時…。


>…今は亡き母と濡れ縁に座ってしみじみと秋の夜空をみていた…あの懐かしい時。
by blue-lulubul | 2010-08-20 00:36

雲の中より

 ※惜しみなく落葉散るなり 湖を渡るひとひらの雲の中より

>散るものは、心を戦がす

>花の散るのも美しいが、落ち葉の散るのも風情がある。

>新芽の出そろった5月に、気温が12~3度位に下がった年があって…。

>群馬の森の中を白い息を吐きながら歩いていたら、さ緑のちいさな葉っぱが雨のようにはらはら散ってきた…。

>まるで、さ緑色のシャワーを浴びているようで…。

>浄化されているようであった。

>その光景はいまだ歌として実を結んでいない。
by blue-lulubul | 2010-08-17 04:58

木瓜(ぼけ)の花

 ※約束の守り難きゆえする指きりと知った日 木瓜(ぼけ)の花咲いていた


>約束を死に物狂いで守った長~い生きの日々。

>約束を守らない人がいるなんて信じられなかった。!
 
>たとえ、守れなくても後から必ずフォローの説明があるはずと信じていた。

>そんなある日。この私が…。

>何の説明もできない状況下に於いて…。

>約束を破らざるを得ない事情に至った。

>嗚呼。そして、今もその説明はできないでいる。

>期を逸したまま!!

>もう二度と係わりが持てなくなってしまった。

>信頼してくれていると思っていた…。

>甘かった…。

>悲しい…。

>でも、あの状況下では…。運命!!(;一_一)

>そして…。

>約束の指きりはしなくなった…。
by blue-lulubul | 2010-08-16 15:37