ピンクのトウシューズ
2008年 10月 09日
ある少女の詩をご紹介しましょう。
「 ピンクのトウシューズ 」
うすくれないの灯を
花束を抱えるように
胸に当てたれど
すべすべとたよりなき
肌触りは
こぼれてゆく時のように
とどかない夢のようで…
窓の陽がもどかしそうに翳り
青葉たちが狂おしく鳴り出だしても
この足に履くことはないだろう
たとえ命の終わるまでこの足が動きを止めなくても
多分私は恐れはしない
恐れているのは踊れる才能を持たなかったこと …
リズムだけが嗚咽のように頭に渦巻く夜を
無意識という
カオスの世界へ
身を沈めてゆく
踊れないこと
生きてゆくこと
私とはなにものなのか
考えることをやめて
私は時に埋もれてゆく
「 ピンクのトウシューズ 」
うすくれないの灯を
花束を抱えるように
胸に当てたれど
すべすべとたよりなき
肌触りは
こぼれてゆく時のように
とどかない夢のようで…
窓の陽がもどかしそうに翳り
青葉たちが狂おしく鳴り出だしても
この足に履くことはないだろう
たとえ命の終わるまでこの足が動きを止めなくても
多分私は恐れはしない
恐れているのは踊れる才能を持たなかったこと …
リズムだけが嗚咽のように頭に渦巻く夜を
無意識という
カオスの世界へ
身を沈めてゆく
踊れないこと
生きてゆくこと
私とはなにものなのか
考えることをやめて
私は時に埋もれてゆく
by blue-lulubul
| 2008-10-09 10:00