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主に短歌


by るるぶる
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雁来紅(かまつか)

 ※夜々還る魑魅魍魎(ちみもうりょう)の煉獄の口火のごとき風の雁来紅(かまつか)


>「煉獄」とは、カトリック教で死者が天国に入る前に、その霊が火によって罪を浄化されると信じられている場所のこと。天国と地獄の間。

>「口火」は、点火用の小火。また、物事の起きるきっかけ。

>「雁来紅」は、葉鶏頭のこと。雁が渡って来るころに色づくのでこの名がある。


  
>歌の意味は、

(毎晩どこからか立ち帰って来るさまざまな化け物たちが、天国と地獄の狭間(はざま)で、

火に焼かれ罪を清められる。その火を点火する口火のように風にあおられている雁来紅であるよ。)  



>葉鶏頭の紅色が風にあおられて、炎のように美しかったので、詠ってみました。
by blue-lulubul | 2010-08-04 19:37