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主に短歌


by るるぶる
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熱帯魚

 我が家には熱帯魚がいた。
 今はいない。水槽も片づけてしまった。
 一番最初は、飼い易いからと、店員さんに勧められて「ゼブラダニオ」を数匹水槽に入れた。横縞の小さな流線型の魚である。
 
 それから少しずつ買ってきては、観察した。一種類新しい魚を入れると半日はソファーに横になって見ていた。

「エンゼルフィッシュ」・「グッピー」・「ネオンテトラ」…このあたりは定番だ。
 
 「サーペ」…おたまじゃくしのような受け口の可愛い魚。
 
 「トランスルーセント」…体が透き通っていて、内臓や骨まで見える。同じ魚同志仲が良くて、いつも一緒にいたが、四匹いたのがたった一匹になってしまったので新しい仲間を入れたらなじまないで困った。
 私は(ルーチャン)と呼んでいた。

 「バジスバジス」…とても小さくて地味で目立たない魚。目が釣り上がって
いて、唇が厚くて器量が悪い。いつも単独で葉っぱの影に隠れているが、仲間を見つけると大ゲンカをする。(性格も良くないバーチャン!)

 まだまだいっぱい飼ったのだが、メモをしておいたノートが見つからないので、ここまでにして置く。あの時パソコンがあったら、こうして残せたのに!
  
 ところで、ユニークな二種類を紹介しよう。
 「メチニス」…銀色の平べったい魚。目がまん丸でおとなしい。
 「セべラム」…同じく平べったいが黒い縦じまがある。こちらの魚は性格が激しい。
 この二種類は、我が家に来た時、百円玉ぐらいの大きさだったのが、13年間で、テニスボールより少し大きく育ってしまった。
 どちらも、植物性のピラニアだとかで、熱帯魚用の草を植えても植えても、
根までカリカリと良い音をたてて食べてしまうので、毎朝、ホウレンソウを軽く茹でて、ひもで固定して水槽に入れた。
 四匹で、一日で一株をきれいに食べた。
 
 ところが「セベラム」の一匹が強くて葉っぱのそばから動かない。
 それどころか、他のものを寄せ付けないばかりか、自分が食べる度に仲間を追いかけまわす。まるで、「やーい、食べたあい!」というように。

 「メチニス」はその隙に一本噛み切って来て、二匹で両方から可愛く齧り、
最後には唇が合わさってしまい大笑いしたことがあった。

 今は、体力的に魚を飼うのは無理だ。店の人にこんなに大きくするには、相当手入れをしたでしょう?と言われた。温度管理と水のペーハーの管理と清掃が少しばかり大変なのだ。

※転化行動(やつあたり)つづけていたる一尾いて水槽の水キラキラ光る
by blue-lulubul | 2008-11-03 17:08